Ver8.01バージョンアップのご案内

最終更新日時 2007年  04 月 23日


◆表示色

  
  
利用可能な表示色(カラーパレット)を15色から99色に追加しました。

 ●MC作成でのパレット色設定 [テンプレート MTP]
   
パレットの設定はテンプレート毎に保持されます。
 
   MC作成(テンプレートの作成)で色設定を行います。  カラーパレット16以降も選択可能です。

 ●MAGIC内でのパレット色設定 [環境-パレット]
   パレットの設定はMPW毎に保持されます。

設定するパレットの番号をクリックすると
[色の設定](右図)が表示されます。
※1〜3番は基本色の為、変更できません。
「基本色」または右側のカラーチャートから色を選択し、
 OK をクリックします。


◆DRC

  1.エッチング文字チェックを追加しました。
    [配線/部品]のDRCで用途[配線層]、[配線層2]のレベルにある文字(エッチング文字)をDRC対象にしました。


  2.シルク文字どうしのクリアランスチェックを追加しました。
    [シルク/レジスト]のDRCで同レベルのシルク文字どうしのクリアランスチェックを追加しました。


  3.同ネットの塗り込みどうしのクリアランスチェックを追加しました。
    同ネットの塗り込みが接続不良の箇所を検出します。

このチェックは塗り込みと塗り込みが導通(同ネット)しており、なおかつ同じ塗り込みの他の箇所でクリアランス不足や接続不良が検出された場合にエラーとします。このチェックは同じ塗り込み内も対象となります。
下図は同ネット塗り込みのチェックでエラーとして検出される例です。
※図をクリックすると拡大されます。
左右の塗り込みが上部のパターンによって正常に導通していますが、下部では接続不良(クリアランス不足)の箇所があります。  同じ塗り込み内の隙間
 (赤丸部分)

<設定方法>
配線チェック項目[同ネット塗り込みをチェックする]をオンにして、テキストボックスにクリアランスを設定します。
(ルール表の[塗り込み−塗り込み]クリアランスは適用されません。)
チェックがオフの場合は従来通りのチェック方法になり、部分的に切れていても他の箇所で正常に導通していればエラーにはなりません。
◆信号線
[チェイン長]


  信号線パターンの部分的な長さを測る[チェイン長]機能を追加しました。
  
    チェイン指定した部分の線長をメニューに表示します。
    従来の[ネットチェック]やDRCでの線長リスト出力は1ネット全体の線長のみチェック可能でしたが、
  [チェイン長]ではピンからピンまで、あるいはパターンの途中までといった任意間の線長を調べる事が可能です。

    注:次の場合はチェックできません。
       ・図形線機能で配線したパターン
       ・塗り込みを挟んだパターン
       ・R付けしたパターン

チェイン指定したパターンは白色表示になり、その部分の線長が表示されます。
◆グループ線長リスト

  各ネットの配線長を作業画面に表示する[グループ線長リスト]を追加しました。
  
    任意のネットを1〜7のグループに分けて現在の配線長を表示する他、抵抗部品を経由する2ネットの合計線長表示、
  線長値が最小最大値を超えた場合の色分け表示などが可能です。

配線長によって表示色が変ります

2ネットの合計値も表示できます

◆ペア配線

  
   2本のラッツ(信号線)を指定したクリアランスでペア配線します。

    ・メイクアップと類似した操作で任意クリアランスのペア配線を行えます。
    ・配線中は両ネットのリアルタイムな線長が表示されます。
    ・始終点以外は全て45°のロックで配線します。


◆ルート変更

  配線済みの信号線をチェインで選択し、ラッツに戻して再度メイクアップを行います。