DRC

配線後のDRC(デザインルールチェック)では各種の詳細なルール設定や結果リストの出力が可能です。
IVH、シルクレジスト、ガーバーインした部品の無いデータなど、さまざまな状況に対処できます。


DRC設定画面

詳細なクリアランス設定

データ種類毎にクリアランス値を設定できるのでピン、VIA、ライン、塗り込み、ホールを個別のクリアランス値でチェックできます。
また、層やネット名単位でも個別に設定できるので外層と内層を別設定でチェックできます。

各種の結果リスト出力

DRCエラーリストの他に、配線状況のネットファイル、配置部品からの結線情報(インデックス)、空きピンファイル、ネット単位の線長やVIA個数など各種の結果ファイルを出力できます。

ジャンパー部品の導通認識

ジャンパー部品やゼロオーム抵抗をスルー認識してネットリストに出力しません。

無極性部品のネットリスト比較

抵抗やコンデンサなどで極性の無い部品はピンが入れ替わっても自動認識します。

断線、浮きパターンのチェック

結線されていない断線や浮いている状態のラインや塗り込みをチェックします。

シルクとレジストのチェック

レジスト層のデータ(ホール含む)とシルクデータとのクリアランスをチェックします。
配線と同様にデータ種類毎に詳細な設定が可能です。

ネットチェック

ネットインした回路情報(正ネット)とのネットチェックを行います。
正ネットと実際の配線が異なる場合、ネット名でエラーを表示します。

結果表示画面

表示されているエラーコメントをクリックすると作業画面のエラー箇所へジャンプします。
DRCにより検出されたエラー箇所は下図のようにマーク表示されます。
エラーマークをクリックするとエラーに関する文字情報が表示されます。